私の夢 俺の希望 価格:¥ 1,155 納期:通常24時間以内に発送 人気ランキング : 144,960位 定価 : ¥ 1,155 販売元 : PHP研究所 発売日 : 2005-03-23
1年の教え子と恋愛関係になり、妊娠させ中退させたことを素晴らしい純愛だと言い張っていることに、あきれた。いくら言い換えても、教え子に手をつけ、卒業させることができなかったことには変わりないのに。自分だけは特別だという尊大さ傲慢さが見えた。
寂聴さんの本を読んでいて、常々思っていた事です、今している事は確かに立派でしょう。でもアナタは過去に多大なメイワクを掛けた人達、親、地域、学校に詫び、その被害者である人達から許しをえ、保障をしていますか?同じワルだけが、ワルをわかり合えるとかいうメディアにのって調子に乗っていると、これを読んだ頭の回らない少年が同じ、いやもっと劣悪な犯罪を起こしますよ。元ワルが英雄視されるのって結局・・・
■作家・瀬戸内寂聴、ヤンキー先生として有名な北海道の余市高校教師(当時)・義家弘介。2人は2004年9月11日に徳島県立文学書道館で対談した(瀬戸内は徳島出身で、徳島県立文学書道館長をしている)。本書はその翌日、徳島の地で収録された語りおろしの対談集。互いのこれまでの体験や生き方から、社会や教育のあるべき姿について考えてゆく。2人の話は、やはり重たくて説得力と迫力がある。次の様なエピソードが心に残った。◎義家が高一の頃、古い友人がクラスでのけ者にされ不登校になった。担任も助けてくれないということで、そのいじめの張本人に制裁を加えた。すると担任がしたことは、義家を責めたことだけだった。◎瀬戸内が小学2年の頃、作文があまりにも上手だったため教師から一方的に盗作と決め付けられた。泣きながら帰った瀬戸内の言い分を聞いた母親は、瀬戸内を連れて職員室に行き、うちの子は生まれつき綴り方が上手なのだ、そのことをちゃんと見よ、と当該教師に向かって怒鳴った。■義家は2005年3月、余市高校を退職。スター扱いへの周囲のやっかみ等もあったようだ。巻末に退職の事情が往復書簡の形で触れられている。
■徳島県立文学書道館館長の作家・瀬戸内寂聴、ヤンキー先生として有名な北海道の余市高校教師(当時)・義家弘介。2人は2004年9月11日に徳島県立文学書道館で対談した。本書はその翌日、徳島で収録された語りおろしの対談集。互いのこれまでの体験や生き方から、社会や教育のあるべき姿について考えてゆく。2人の話は、やはり重たくて説得力と迫力がある。次の様なエピソードが心に残った。◎義家が高一の頃、古い友人がクラスでのけ者にされ不登校になった。担任も助けてくれないということで、そのいじめの張本人に制裁を加えた。すると担任がしたことは、義家を責めたことだけだった。◎瀬戸内が小学2年の頃、作文があまりにも上手だったため教師から一方的に盗作と決め付けられた。泣きながら帰った瀬戸内の言い分を聞いた母親は、瀬戸内を連れて職員室に行き、うちの子は生まれつき綴り方が上手なのだ、そのことをちゃんと見よ、と当該教師に向かって怒鳴った。■義家は2005年3月、余市高校を退職。スター扱いへの周囲のやっかみ等もあったようだ。巻末に退職の事情が往復書簡の形で触れられている。
毎日、多くの悩める生徒と真剣に向かい合っている義家先生と多くの方々との触れ合いを通して様々なお話をしてくださる瀬戸内 寂聴さんの対談です。教育の現場で今なにが問題なのかを現場を見てきたお二人が話し合うことは大変有意義です。人は教育で大きくなることができます。その教育を担う先生方がどのような方か?ということが如何に重要であるかを説いていらっしゃいます。また、お二人とも現場で真剣に生徒さんたちと向き合い時には、ぶつかり合い、最終的には自分自身の葛藤とも戦いながら教育に真正面からぶつかりあってきたからこそ、この素晴らしい対談の本が出来上がったと思います。「教育とは何か?」その手がかりを見つけるための本であると感じました。