痛快!寂聴仏教塾 価格:¥ 1,785 納期:通常24時間以内に発送 人気ランキング : 193,431位 定価 : ¥ 1,785 販売元 : 集英社インターナショナル 発売日 : 2000-04
表紙と中身が違う本。話口調で書かれている為、吸い込まれるように読めるし、本を読んだ後では、世の中に対して、人に対して、優しくなれる。仏教の良い面を教えてくれ、しかし、高尚ぶらず、私達の立場になって語ってくれる寂聴さんから習えられることは沢山。
この本を出版したことによって、瀬戸内寂聴さんは現代日本最高の名僧になりました。それまでは仏教に対してなんの知識もなく、むしろ偏見を持っていた大勢のふつうの老若男女がこの本を通じて一気に仏教の本質を感じとり眼をひらかれてゆくのです。読みやすい、でも格調高い。
ある統計では日本で宗教の信者であるという信者人口は日本の人口並にいるそうであるのに、仏教ってなに?また、それ以前に宗教ってなに?と感じている人は意外と多いのではないかと思う。僕の場合、外国に興味があってキリスト教やイスラム教といった外国の宗教に関しては漠然とした知識を得ていたが、仏教に関しては葬式などで見聞きした以上のことは何にも知らなかった。そんなわけで、仏教に関してちんぷんかんぷんだった僕はこの仏教塾に入塾した。以前『ソフィーの世界』がブームになった時にその背景として“心探し・自分探し”が言われていた。この本はもうストレートに“心探しの案内書”と銘打ってある。著者も「希望を失い、学校嫌いになり、友だちさえもほしがらなくなった今の若い人たちに、」と述べてるだけあって、読んでみると難しいことも出来るだけ分かりやすく、という意気込みが感じられる。(しかし決してすべてが若者向けではない。中年以上の人向けに書かれている感じがする。要は広い世代向けなのだろうか。)人が生きていく上でいろいろな悩み・葛藤・苦悩に出会う。例えばキリスト教などではこれに対して「原罪」や「神の思し召し」という視点で説明をするだろうが、仏教ではこの人間の根源的悩みに対していかなる答えを用意しているか、寂聴先生がとても分かりやすい説明で教えてくれるので、あなたもこの仏教塾に入塾して見ませんか?仏教は葬儀屋では無いんです!